石鎚山へ登った

以前から自分の体力も考えず「石鎚山へ行きたい〜」としょっちゅうコロパパに言っていたものだから天狗岳紅葉が見頃のニュースを見たとたん天気予報を見て土曜日に行こうということになった。我が家はこんな調子で急に思いついて出かけるということが多いので子供たちが小さい頃は両親の気まぐれにつき合わされさぞ迷惑だったことだろう。が見るもの聞くもの感動があったはずと親は思っている。
話がそれたが朝7時出発…疲れた、眠いので続きは明日。
土小屋からずっと下の駐車場についたのが9時25分、トイレを済ませ9時45分に出発した(車を止めたところからは5分以上歩かねばならない)。土小屋から石鎚山山頂まで上り口の看板によると4.6kmでガイド本によると2時間20分の行程らしい。疲れ果てて弥山にたどり着いた時(時間を見忘れてしまった)写真を撮りつつだったからは言い訳で3時間かかっていた。土小屋から1800mの標識のあるベンチまでは順調、石鎚山まで2000mのベンチ休憩まではなんとか、1000mまでは30分毎に休み、2の鎖下にはやっと、団体さんの中のベテランさんらしき人が「ここからが地獄だよ〜」とそして「冗談だから〜」と言っていたがそこからの階段はあえぎあえぎ、本当に地獄だと思う気力もなく必死で手すりにすがりつつたどり着いた。

コロはコロパパと一緒に登ったのだが私が遅れると後ろを振り返って動かなくなるのだと言う。私が追いつくとやっと動き出すなんていい子なの。追い越していく人に「お、頑張ってるね」「犬もここまで登れるか」「偉いね」とか褒めまくられたコロも3の鎖の巻き道の網状の鉄板は苦手でへっぴり腰だったが、普段水路の上の網はよけて絶対歩かないのにたいしたものだ。頂上にたどり着いても人、人、人。座ってお弁当を開く場所もない。ただ縁台が2個置かれていて私のために空けてくれたのと言うくらいタイミングよく席を立った人が居てなんと幸せなことか、人心地ついた。食後、天狗岳へは順番待ちの列ができ、さすが「日本の名峰」4位に選ばれただけのことはあるとは思うが山を楽しむ雰囲気は全くない。

帰りは膝の痛みが気になるところだが段差があるところは時間がかかっても痛いほうの足から下ろし同じ段に反対の足を下ろす方法でかばいながら休憩2回、2時間と16分で膝が痛くても膝が笑うこともなく平坦な道ならまだ歩けそうな状態で土小屋に到着した。日ごろの歩け歩けの効果か。木道は見る分には素敵だが歩くと疲れる。

帰り道では人に押されるように下るのでなかなか振り返ることができなかったが雲が這い上がって来る石鎚山が良かった〜。

そうそう、コロを山に連れて行くには登山者に迷惑をかけるのではないかと心配したが、お弁当の時には次々登山者が増え足元に座らせたコロの尻尾を踏まれそうになったりしたが驚きもせず、子供たちとも仲良くできたし大勢の方々から声をかけてもらったのでおおむね良かったのではないかと思っている。犬の嫌いな方は近寄りたくないだろうから次の山歩きは混みあわない山と時期を選ばねばと思っている。それと私をもう少し鍛えねばならないかと…これが一番問題だろう。
何度も途中でいい匂いがしたがブナの林の匂いなのか、元気がでた。