ふくさの森で

 2〜3日前には曇後雨の予報がでていたので心配でしたがさすが薬草会の「はれ男」「はれ女」の集まりで、日が差したり隠れたりする杉の木に囲まれたふくさの森に涼しい風が吹き渡りました。勉強以外の予定を戸外で過ごし、アサギマダラがご機嫌伺いに現れて楽しませてくれたいい一日でした。
 班長なので30分前には着きたいと8時に出発、同行の3人を乗せながら行くと予定より30分も前の1時間前に着いてしまった。それはそれ、かまどでご飯を炊き具沢山の伊予風だご汁やふくさの森の周りにある野草(ユキノシタヨモギハコベ、わさび、竹のほさき)
とアカザ、オオバコなどの天ぷらを揚げ、そのほか有志の方々が持ってこられたクウシンサイ、バイヤムのお浸しなど作るので、雑用は沢山あり後から来られた方々と準備をしたが時間は足りないくらいでした。
 私が担当したのは蕎麦団子の入った伊予風ごだ汁の汁でした。(初めて作るので内心ドキドキ。蕎麦団子はT井さんに作ってもらいました)使う材料が自家製だったり無農薬だったりなので出来上がりが美味しくないわけがありません。アレルギーのため残念ながら蕎麦団子の味見はできませんでしたがだご汁は上手くできました。

出来上がったものから皆さん次々箸が出ています。
 
私が最初にとって食べたものでお代わりして他のものも沢山いただきました。ペットボトルの中にはここで汲んだ美味しいお水が入っています。夫々がマイ器とマイ箸を用意していただきました。
 食事の前には3人の方がこの地方の民話を話してくださいました。「お奉行おさばき」「一字一石供養塔」「へのはなし」の話は教訓の入ったいい話で、森のフィトンチットやマイナスイオンとともに最後の「へのはなし」で大笑いでした。これで皆さん大変元気になられお腹も空かれたことと思います。
 熊本への旅や切山の報告の後、新たにYさん、E子さん、Mさんで手作りのナン(Yさん手作りブルーベリージャム乗せ)とカワラヨモギのお茶でお八つをいただき体験報告もあり、お腹いっぱいの楽しい一日を皆さんありがとうございました。雑草の中の役に立つ野草にも感謝しなければ…。