写真日記 外反母趾に合う靴

外反母趾の母は合う靴がなくて苦労している。2年前と足の形が変わったのか小指が当って痛くて歩きづらいというので買ったところで伸ばしてもらおうと行ってみた。「たちき」という小さな靴店だが車の進入禁止の場所にある。以前は少し離れたフジの駐車場から歩いて行けた母だが今は無理なのでご主人にお願いして店の前に止めさせていただいた。今履いている靴はサイズが合わなくなっていて直すのは無理ということで新しい靴を買うことになった。その靴はドイツ製で足指にゆとりがあって動かせるし、踵で歩くのが苦手でも靴自体がそうなっていて足首が少し固くて固定され歩きやすくなっている。シューズフィッターの資格があるご主人に履かせてもらった母は少し歩いてみて「これは痛くないし楽でいい」とべたぼれ。
家ではくツッカケ(スリッパ?)も普通の靴屋さんでは見つからなくて困っていたので、ついでに見立ててもらった。色も履き心地もいいものがあったが、「これをはいて絶対に外へ出ないことを守らないと売らない」と言われて「ここまで言うか」とビックリしたが、お年よりは(若い人でも同じ)踵のない靴で歩いていて転んだりひねったりすることが多いので、骨折につながりそれが寝たきりにつながるからと言う事で、母に外出の時は必ず靴をはくことを約束させた。(私が言ってもなかなか聞いてもらえなかったのに…)どうも近くの買い物にはツッカケで行っていたらしい母は何だかんだとはぐらかしていたが、実際に足元がおぼつかなくなっているので納得してしていた。
帰りには今まで買い物する時は車の中で待っていたのに、歩く練習をするからとステッキを持ち買い物ワゴンを押して気持良さそうに腰や足が痛いとも言わず歩いている。こんなにご機嫌な母は久し振り。早く「たちき」へ行けば良かった。