無人島を楽しむ

 待ちに待った日。予報で寒くなるというので冬の探鳥会用の重装備の上にグランドコートと、雪祭りで使った中がボアになった手袋も用意して6時20分集合、28分に総勢9名2台に分かれて出発した。じっとしていると寒い。*1伯方島の木浦港まで走り、車を置いて快速船で岩城港へ行く。そこには無人島赤穂根まで送ってくださる赤穂根学舎の宮脇さんが待っていてくださった。週のうち何日かを有機無農薬の農作業のために島に来ているそうだ。
 赤穂根島へ
 簡単な挨拶を終えた後、宮脇さんはお仕事に、私たちはそれぞれ進む方向は同じでも360度鳥の声が聞こえるのでそれぞれが見る方向が違いながら狸のため糞を踏まないよう3時間かけて島を半周する間に32種の鳥を確認。私は教わりながら28種を見たり聞いたりし、初めて聞いたヒクイナの鳴き声に一目見たくて目を凝らしたがとうとう姿をあらわさなかった。アオサギの婚姻色も初めて見たが嘴がピンク色で可愛い。
 お昼は宮脇さんの奥さんが用意してくださった媛っ子地鶏の鍋や有機無農薬野菜のおかず、おにぎり、デザートはレモンゼリーそして食後のコーヒーを堪能。全部が優しいお味で美味しすぎ!。食べすぎてしまった身体をもてあました御婦人方々と薪ストーブで暖かい部屋でおしゃべりをしたり鳥見をして船の時間まで過ごした。昨年、猪が泳いで上陸してしまったそうで作物の被害を心配されていた。
 島のウメ
 最後にジョウビタキの雄が姿を見せ名残を惜しみつつ島を後にした。途中、雪が舞ったがグランドコートやボア手袋を使うほどでもなかったし波もなく天候に恵まれ今日も最高の一日だった。また行きたい。
 

*1:今日は最低気温がマイナスだったから寒いはず