夜の探鳥(探聴)成果なし

 車で何度も行ったことのある土小屋だが、一人で運転するのは初めて。道を間違えないか少々不安である。久万辺りから降り出した雨は降ったり止んだりでスカイラインを走る頃は雨、石鎚山の姿は全く見えません。今夜の探鳥ならぬ探聴はどうなることかと心配しつつ白石ロッジに着き、E理さんHさん達と合流、荷物を置いて汗を流し一休みしているうちに夕食の時間になりました。夕食には珍しい岩茸が出ましたが、ロッジのご主人が「仙人の食べ物と言われていて1年間病気をしない」と教えてくれました。
 今夜は女性4人とリーダーのTさんの5人で夜の探聴をします。ところが一面ガスの中で1mほどしか前が見えないことが度々。車で移動しながら時々止まりながら聞き耳を立てるのですが時折すれ違う車の他はシーンと静まり返ってなんの音もありません。その中で見つけたのがチカチカと点滅するように光るヒメボタル。10mmにも満たないちいさなホタルでした。その他には車の前を賛同するようにぴょんぴょん走って行く野うさぎ、振り返ってさっと逃げたハクビシン、自販機の前にはヒキガエルまで現れたのでした。
 そしてたまの晴れ間に見えた星の輝きは本当に綺麗だった。こんなきらめく星は山の中ならではでしょう。T先生がいろいろ説明してくださるのに、私はヒメボタルをおニューのカメラで撮ってはみたのですが残念ながらものになりませんでした。