キジバト母さん

 ご近所の庭の月桂樹にキジバトがいつの間にか巣をかけ、ご主人は張りすぎた枝を落としたいのにできないと悩んでいらっしゃった。とおりかかったNさんはお花が大好きで植木の手入れのため電気のこぎりから草刈機、耕運機など何でもござれの素敵な女性。息子さんの家の外回りの草刈に来られていたところに出会い枝を切ってくださることとなりました。キジバト母さんには少しの間立ち退いてもらおうと私が巣を覗き込み「ちょっとどいて」と手を出しても羽根を広げはするものの微動だにしません。後からお尻をちょいちょいをつついても頑として動きません。Nさんは仕方なく巣を守るように枝を落としてくださいました。母は強いですね〜。このまま卵が孵り巣立つまで見守ることにいたしましょうということになりました。めでたし、めでたし。