父の日記

 母に頼まれた父の日記(ワープロで打ち自分で製本している)を渡す前に少し読み進めた。亡くなる前に父から私たち姉妹に渡され一度は読んだのに書き始めがいつからかもすっかり忘れていた。平成6年4月1日(金)朝日新聞天声人語の内容から始まっていた。最後が平成9年12月31日。10年1月から亡くなる少し前までワープロに残していたのを妹が製本してくれたのがあるはずだが、母用はどこにあるのだろう。

 一番多い話題は70歳頃から始めたグランドゴルフのこと。二番目に多いのは庭木のこと。とにかく花と木の名前が頻繁に出てくる。「植替えできなくてごめん」とか「水遣りできてなくてごめん」とか。植えていたことを知らなかった木もあり、庭木と花を数えたことはないが100種類ぐらいあるだろうといい、夕飯が出来るまでよく庭にいたことを思い出した。