ミコシ草

 アンケートの整理中「みこし草」と言うのがあった。初めて聞く薬草の名前で、持っている図鑑には載っていないので記入された方に聞きしたところ「実がはじけたときの様子がお神輿の屋根に似ているから」ということだった。
 別名としてたちまち効果が現れるというので「タチマチグサ」と言うのは聞いたことがあるのだが他にもないか調べてみると、ウキペディアでは「秋に種子を飛散させた後で果柄を立てた様が神輿のように見える事からミコシグサとも呼ばれる」とあり、「植物園へようこそゲンノショウコ(現の証拠)」では「実が熟すと左のようになります。この様子を神輿にたとえて,ミコシグサ(神輿草)というのがゲンノショウコの別名になっています」とあった。ゲンノショウコは「現の証拠」書くが「神輿草」も分かれば納得。いい和名だと思う。
 確か種子の写真があったはずと探してみたら、判りにくいが2011年に松山大の薬草園で撮った写真があった。