付き添い生活13日目

 夜中のトイレは0時頃、3時頃、6時頃と大体決まっているが、今朝3時半にトイレに起きたときには驚かされた。「くもって見えん。煙の匂いもする」と大慌てで言う。変なに匂いはしないし部屋がくもっても居ない。落ち着いてよく見ると保護用の眼鏡をつけたまま寝てくもっていただけだった。母が変になったとこっちも驚いたが何事もなくてよかった。しかし肝心のトイレは間に合わず・・・これは仕方ないことだ。6時半のトイレで起床。一人で身づくろいをする。入れ歯も新ポ〇グリップを使用。
 母の付き添いの間、朝食だけ病院食をいただいている。全体に薄味で美味しいのだが、今朝のヒジキと人参と魚のすり身入り玉子焼きは美味しかった。
 いつものように朝の診察後ロビーで隣の部屋の方と談笑している間、11:30の目薬の時間に間に合うよう大急ぎで家に帰り、持ち帰ったものの整理や洗濯などして、コロ父が煮たメバルの煮つけを貰って病院へとってかえす。*1
 夜は私も寝てしまうので気づかなかったが、昼食後の昼寝で鼾の合間に無呼吸状態になっているのが気になる。
 明日退院なので今夜の夕食は入院生活最後の夕食になるので記録しておく。
若鳥の胡麻焼き(全)、トマト(全)、サニーレタス(2/3)、インゲンと木耳の炒め物(1/5)、味噌汁(全)、ご飯小盛(2/3)だった。若鳥の胡麻焼きが柔らかくて美味しかったらしい。お年寄りが多いので、薄味で食べやすく作ってくれていて、母の食欲が余り落ちず体力が落ちなかったのが嬉しい。が・・・、入院後半はリハビリを殆どしていないのが問題。
 夕食時に病院食の中で美味しいと言った26日夕食の「イナダ西京焼き」の作り方を聞くと「そんなの食べた?」と言う。食べた時に美味しいと言ったので料理名を伝え、「イナダは鰤の子供の時の名前じゃね」と言ったのを、それも一昨昨日のことなのに忘れてしまっている事にショックを受けた。その後、この頃夕食後はロビーでテレビを見て過ごすが、今夜は野球ではなく「鬼平犯科帳・市とおみね」(中村吉右衛門)で、何度も見てストーリーを知っているものだから先々の話を得々と話す。私だけに話すのなら良いのだが、横で見ている方が居るのに大変失礼なことだから止めるように言っても最後まで話してしまった。夕食の時のこともあって、こんな母ではなかったと少々心配になった。
 

*1:昨日、近所の方に沢山メバルをいただいたので煮つけ方を教えて欲しいと電話があり、母も食べられるよう薄味で煮つけてくれていた