中島へ

 朝からの薬草愛好会に出席できず、薬草の勉強は終わっています。夜の部のアカテガニ産卵の見学だけ参加するのはTさんと私の2人。最寄の電停まで歩くと25分かかりました。膝が悪くなる前と大体同じ時間で歩ける。高浜港16:05の船で中島へ*1。50分位で中島港(大浦港)に着くとお盆の最中なので車と人が溢れている。目的の「ゆうきの里」*2まで下見の時と反対回りのバスで向かった。客はたった4人。運転手さんは地元の方が降りると観光ガイドもしてくださった。バス停じゃないゆうきの里で止まってくれました。*3

 「ゆうきの里」に着くと食事の支度が始まっており、まずは何ができるのか準備のできた材料を見てはパチリ、パチリとカメラマンになってしまう。何もしないのも何なんで、ちょっとだけ味見の手伝い?をしました。
 2階に上るとテーブルの準備ができており、E子さんが作ってきてくださった漬物色々やいずみや、ミョウガの二杯酢漬けなどが並んでいる。そのうちスベリヒユの辛子酢味噌和え、バイアムのお浸し、鯛の刺身、有精卵(泉さん)のゆで卵、サザエご飯などが運ばれ、バイキングのように好きなものをそれぞれが取っていただきました。
 
 有精卵はこくがあって一味違います。スベリヒユは中国では「長命薬、長寿薬」と呼ばれいろいろ薬効(利尿、解毒その他)があるらしい。
 飲み物はナタマメとハトムギのお茶、アカテガニの産卵見学があるのでお酒は皆さんほどほどだったようです。
 食事の間、短い時間ですが激しい雨が吹きつけていた。蟹を見に行く間、降りませんように。
 
 大潮の時間になって海沿いに暫く歩くとお腹に卵を抱えたアカテガニが海に向かって歩いています。見物の皆に懐中電灯で照らされフラッシュをたかれ、中には動けなくなった蟹がカメラの標的になってしまいます。岩場で放卵していると思うのですが、真っ暗で足元が悪いところなので見に行くことができませんだした。ガイドさんの話しによると、道を横切り海に向かうのはメスで、オスは山の麓あたりでメスが帰ってくるのを待っていて、抱きかかえるようにして山へ帰って行くそうです。暫く待っていましたがオスの姿は見えずメスが帰ってくるところも見ることができませんでした。もっと待っていたら見えたかも知れませんが。
 今夜はここまで。「ゆうきの里」に戻り山小屋泊まりのように布団を敷き詰め、休むことにします。アカテガニを見ている間、雨に会わなくて良かった。

*1:参考のために、船代は870円

*2:宿泊する

*3:参考のために、バス代は250円