凍った白猪の滝へ

 滝が凍ったとテレビで見て以来見に行きたいと思っていた。母が少し落ち着いたので片道一時間半の道を行ってみた。途中、見覚えのある車が車避けに止まっている。話しを聞くとお孫さん達を連れて白猪の滝へ行くのだとか。では一緒にと着いた駐車場は満杯。8時15分頃に白猪滝NHKで流れたらしいので人では多いと思ってはいたがこれほどいっぱいになっているとは。今日は滝だけの写真は無理だろう。少し離れた車避けに駐車し出発。
 ずっと雨が降っていないので乾いた道が続くが、ベンチのところから凍り始めた。ここで工事用の滑り止めをつけ恐る恐る歩く人たちを追い越して行く。つるつるに凍った所もあるがなんとか踏みこたえてくれた。今日の道は氷状でこの滑り止めでは歯が立たないところもあり下りは要注意だ。

ワンちゃんは素足で滑らず大丈夫だったようです。
 2、3日前にテレビで見た滝ほど凍ってなくてちょっとがっかりしましたがいいクラゲになっていました。
 
 全滝の撮影をしたかったけどつるつる氷で滑りそうなので諦めて下山することにする。
 もう少しで有料駐車場というところで、一足先に降り始めた若いご夫婦が座った方の傍でなにやらしている。先に降りられたご婦人が腕を抱え込んでしゃがんでいるではないですか。その方のご主人によると滑って転び、立ち上がった拍子にまた転んで手を傷め痛みで気分が悪くなったという。若夫婦さんが救急車を呼んでいるところでした。幸い若奥さんが元看護婦さんで、私が持っていた風呂敷と折りたたみ座布団で腕の固定をして救急車を待つことにしましたが、たまたま暑くて脱いだ上着を貸してあげたので帰ることができません。だって私には高価な山用のものだったのですから。
 標高が低い滝でも凍っている時には滑らない用意はしておくことと、「事故が多いのは下山中が多いから気をつけましょう」と山のガイド、Iさんに言われたことを思い出しました。