2004年度第1回薬草愛好会 横倉山(ヨコクラヤマ)

祈りが通じたというか予報が当ったというか、雨は行きのバスの中だけで横倉山自然の森博物館へついたときは良いお天気になった。(市民会館前9時出発11時19分着)今回バスの座席が後の方でちょっと心配だったが、話をしているか寝てしまう作戦でどうにか持ちこたえた。お年よりが多いので休憩が多い*1のも助かる。
博物館*2ではまず薬草としての「タラノキ」の勉強*3と昼食をとり、館内の見学。館員の方が説明してくださるのだが、人が多く見えないので一人で自然のコーナーをうろうろしているともう一人の若い方が説明してくださった。
横倉山は日本一古い化石のコノドントや、4億3千年〜4億2千年前の赤道付近にあった珊瑚礁に住んでいた珊瑚や三葉虫の化石が発見されているところで、歴史では安徳天皇屋島壇ノ浦で難を逃れ、四国を転々とされたのちに横倉山にたどり着いて23歳の若さで崩御されたと伝えられている。(四国は平家の伝説が多い)植物学では有名な牧野富太郎博士がここで25種類もの新種の植物を発見したという。この点が一番気にいったところで、時間があればゆっくり見学したかった。まだ行く所があるからのんびりして居れない。
またバスに乗って細い山道を進んで桜がいっぱいの駐車場へ向う。そこから15分ぐらい樹々に囲まれた参道を進むと大きな杉に囲まれた神社に出た。杉原神社である。ここまで樹につけてある名札を見て写真を撮りながら登ったので、ついたらもう下山だって。まだ神社や狛犬を撮ってないしお参りもしていない。大急ぎで撮っていると私以外にもパチパチ撮っている年配のご婦人がいらっしゃる。(この会ではカメラを振りかざしているのは女性が多い)
そしてトイレ休憩後(この駐車場はトイレに水がないので、水をタンクに入れて持っていきました。できれば博物館で済ませたほうがいいかも。但し入館料が要ります)帰路に。桜が咲いているうちにもう一度ゆっくり歩きたい所でした。

*1:行きが3回、帰りが2回

*2:安藤忠雄氏設計のユニークな建物です

*3:樹皮を干し煎じて飲む。糖尿病、神経痛、胃炎、胃潰瘍、高血圧症、吐き気、腎臓病などに効能あり