付き添い生活11日目

 夜中のトイレの回数が2回と少なくてよく寝られた。9時消灯(寝るのは10時ですが)6時に起床する規則正しい健康的生活はあと少し。母は午前中にロビーで新聞を読み、帰りは自分でこいで帰る。午後もロビーに行くときは自分でこいだり手すりを持って引っ張ったりして戻る。夜は疲れて私が押してロビーへ。野球を見て帰り身づくろいをして就寝。このリズムで一日が流れて行く。
 ロビーから見た赤紫の物が気になって夕方見に行ってみた。

 それは一面のベンジャミンの蕾だった。これが咲き出すといい香りで一杯になるだろう。ついでに少し歩こうとグルッと廻ってみたが、歩道の信号が赤で止まったのだが、白いバイクの黒服の人が止まって通してくれた。車道が青でも歩道の方が先に赤になるよね。そこを通してくれたのだけど良かったのかなあ。おばあちゃんに見えたのだろうか。それだったらショックよ。
 母と「蓬餅」はおいしい。蓬はお風呂に入れると温まるというと「お風呂は木の湯船で薪で沸していた」という。それ、私が生まれた頃の事で社宅にいる時の話だよ。
 時々突然昔の話になることがありドキッとさせられる。
実家では水を少し入れておき、その後夜の電気で沸したお湯を(80度位の熱い湯)足して大体41度にしている。火傷するからやめた歩が言いといってもやり方を変えなかった。
 たまにはラジオがいいかと私が家に帰っている間に聞いてもらったら川柳が面白かったらしく自分でも作っていた。
白内障 手術のあとが 恐ろしい」 良く見えるようになって、人の顔やシミが良く見え気になるが、自分の顔を鏡でみてショックを受けたことという。